【 実績紹介 】 街並デザインを行う間建築設計事務所|駅舎・改札|
秋田公立美術大学が行う、市街地木質化実証モデル事業工事の設計監理。
木質空間ならではの魅力をデザインで顕在化する事で、市街地において建築材料として活用頻度が少い、木材の潜在的な利用可能性を掘り起し、地域木材の需要を増大させる事が本事業の目的です。
防火性能が求められる建物の内装に、可燃物である木材を使用するにあたり、材には予め大臣認定取得の準不燃加工処理を施しています。
壁面の材料は全て秋田県産の杉材。積雪寒冷地の厳しい環境に耐えて育つが故に、緻密で美しい肌合いを持つ秋田杉が、都市空間に温もりを提供しながら地域らしさを印象付けます。
杉の魅力を一層引き立てる為、端部や枠はスチールフラットバーで構成し、杉の柔らかな質感と鉄の硬い質感を対比させました。併せて、壁面を出幅の異なる3種類のリブウォールとし、時に応じて変化する陰影も表情に取り込んでいます。
木材の質感だけに留まる事なく、積極的に様々な設計手法を活用して、デザインによる付加価値の創造を試みたプロジェクトです。研究主宰は小杉栄次郎教授です。
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