厳しい雪国のくらしに培われた地域の伝統建築の工法や軒、庇、縁側などの建築意匠を大切にし、現代にふさわしいカタチでアレン ジして長きにわたり、交流の拠点として地域からも愛される施設を目指した。
雨宿りに立ちよった民家の軒先で見知らぬ人とチョット会話、近所のお宅で縁側に腰掛けてお茶を一杯など、昔から人々の交流が生まれるのは外と内の中間的な場所。
私たちは、これをデザインとして応用し、歩廊や軒先などの中間的な場を介して、施設機能が中央の広場をコの字型に囲むプランニングとして、宿泊者間に自然な交流が生まれる空間の提案を行った。
間建築設計事務所